ウォーターワールドのディーコン様は馬鹿かわいい

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Huluでウォーターワールドを鑑賞しました。

エラがついて足の指に水かきが生えてる主人公・マリナー(ケビンコスナー)が地表が水没した世界で大暴れっていうSFアクション映画。USJのアトラクションも有名ですね。

www.hulu.jp

 

この映画、ディーコンってボスがいます。こいつが馬鹿カワイイ。改めて見てコイツとマリナー所有のハイテクヨットを楽しむ映画だと再認識しました。敬意を込めてここからはディーコン様とお呼びします。彼の魅力を熱く語ろうと思います。多分にネタバレありです。

 

 

ハードな世界観にお馬鹿な首領が君臨!

環境破壊により陸地は水没した、海しかない世界。人間の遺体すらリサイクル活用せねばならないほど限られた資源。錆びついた鉄と色あせた服をまとう人々・・・ってなハードな世界観が男心をくすぐるハリウッドの大作なわけですよ、この映画。

 

だのにデニスホッパー扮するディーコン様がコメディタッチすぎ!一貫してバカです。突き抜けてます。

 

デニスホッパーってイージーライダーとかで演じてる男のなかの男みたいな路線じゃなかったっけ。ああ、実写版スーパーマリオクッパしてたのか。

じゃあまぁディーコン様の好演もうなずけるわ。

 

 

馬鹿かわいい① ハイになった部下に船を爆破されて失明。

USJのアトラクションの舞台にもなっている「浮遊都市アトール」へ侵攻、ユートピア「ドライランド」への手がかりとなる少女を狙う我らがディーコン様。

 

ガトリングガンを搭載した船の火力で一網打尽!と思いきや、主人公・マリナーにワイヤー付きのスピアガンでガトリング船を撃ち抜かれ、さらに船の方向を変えられ、あれよあれよと同士討ち。ガトリングの砲手はハイになってて向きが変わってる事にも気づきません。

 

そこで冷静なディーコン様「バカ こっちを撃ってやがる」

案の定砲手の暴走は止まらず、ディーコン様の乗艦まで乗員ごと大爆殺してしまいます。

 

次の登場時には顔の左半分を包帯で多い、流血が止まらないディーコン様。しかし、一言で健在ぶりをアピールします。

 

ディーコン様「まったくツイてねぇ」

 

もうタフすぎますディーコン様。打たれ強すぎます。アホな誤射で部下はズタズタ、眼帯装着するハメになるなんて・・・心身ともに相当にしんどいシチュエーションなのに、それをみじんも感じさせません。

 

馬鹿かわいい② おちゃめな待ち伏せ

中盤、海上交易所を皆殺しにしてまでマリナーを待ち伏せするディーコン様。死体をマリオネットのようにロープで操ってマリナーに手を振るおちゃめさを披露してくれます。

 

しかし主人公一行にすぐバレてしまい、緊急離脱されてしまいます。地引網みたいな捕獲ネットでマリナーのヨットを絡め取ろうとするも、これがまたも裏目に。御自慢のジェットスキー部隊が捕獲ネットに次々巻き込まれて全滅する様を見て腕を振り回し「NOOOOOO!!」と絶叫するディーコン様。

 

でも主人公にばかりいい思いはさせません。すぐさま部下のライフルを奪い、マリナーの脇腹を撃ち抜くスナイパーっぷりを披露。ドヤ顔でタバコに火をつけます。その距離狙えるなら初めから主人公一行を狙撃できた気がしますが気にしません。

 

 

馬鹿かわいい③ 伝説の散り様

数百人いる民衆を演説で感動させ、タンカーを手漕ぎさせるカリスマ性を持ったディーコン様。

しかしまたしてもマリナーが出現、そのタンカーも爆破されてしまいます。

 

怒りに震えるディーコン様は最後に狙うはやはりドライランドへの鍵となるあの少女です。部下2人を従え、と3方向からジェットスキーで少女へ迫るディーコン様。万事休す!しかし機転をきかせたマリナーは飛行船から決死のバンジージャンプで少女を救出に成功するのでした。

 

ディーコン様?決死のバンジーに見とれてるうちに部下と激突。絶叫とともに爆炎に消えました。

もう完敗です。もはやこのシーンを見せるためにあるかのような映画と言っても過言ではないでしょう。アホすぎる散り様、伝説のワンシーンです。

それ以降の10分ほどあるドライランド編が完全に蛇足なこともあり、ディーコン様の退場シーンがこの映画のクライマックスです。いやほんと。

 

まとめ

1995年の大作、ウォーターワールド。この映画は突き抜けたお馬鹿キャラ・ディーコン様の活躍を応援する映画なのです!

おでこがヤバ目のケビンコスナーを水にぶちこむ暴挙なんか目じゃありません。 

さぁその勇姿を目に焼き付けましょう!