【SING感想】日々に行き詰まる全ての"動物たち"へ向けた王道ムービー!

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(画像は映画『SING/シング』公式 (@SingMovieJP) より)

 

ゆるだら的春の歌って踊れる映画シリーズ第2弾、SING見て来ました。

 

 

ミニオンズのイルミネーションエンタテイメント謹製のエンタメムービーだけあって敷居低い低い。安心して見られるヒューマンドラマでした。
細かいこと考えずに、単純に元気になれるタイプの映画です。

 

あるあるな悩みを持つ動物たちの奮闘記

金策に追われるオーナー、勇気が出ずに夢へ踏み出せない少女、日々に忙殺され生きる喜びを見失った主婦、どん底から這い上がりたい少年、そんな「不器用などこにでもいる人」が歌とショーで人生に輝きを取り戻す様を描きます。

 

誰もが何かしら抱いてる悩みやコンプレックスを描くので、感情移入できるキャラがひとりは見つかりそう。

 

ちなみに私が感情移入しちゃったのは、偉大な祖母、裕福な親の元に生まれたドラ息子、ヒツジのエディ

まわりから羨ましがられる環境にあっても、本人にはそれが重圧な時ありますよねー。

 

 

ヒネリへの期待はご法度!ド直球王道な仕上がり。

音楽をテーマにしてますが、先日見たLALALANDとは真逆の作りです。え、この話どうなっちゃうの?という引き込まれ感のあるLALALANDに対して、SINGはド定番・王道な仕上がり。

いい意味でよくあるテーマ、よくある話なので、最後まで安心して見れるものでした。

当たり前ですが、子供が楽しめる作りになってますね。

(若干展開がぶつ切り&早足なとこもありましたが・・・)

 

伏線だとか解釈なんか気にしないで、とにかく音楽聴いて楽しみましょうよ、って感じ。

 

エンディングテーマが最高にカッコいい。

そもそも大ヒット音楽を多数取り上げた映画なんですが、書き下ろしのエンディングテーマがこれまたカッコイイ。

スティーヴィー・ワンダーとアリアナ・グランデが歌ってる"Faith"です。

 

youtubeはスティービー・ワンダーオフィシャルvevoから。

めっちゃグルーヴィー!ベースのグイグイ感もたまりません。イカもイカす。

 

怪盗グルーのミニオン危機一発(Despicable Me 2)で世界的ヒットを飛ばしたファレルのHAPPYといい、
この辺は同じイルミネーションエンタテイメント社のお家芸ですね。
イカした音楽をアニメに取り入れるのがとても巧みです。

 

とはいえ気になるポイントも

主人公のコアラのムーン(劇場支配人)は全編通してあんまり成長しません。
挫折を乗り越えて大きく成長することで困難を乗り越える、というタイプじゃないので、
そういうの好きな私みたいな人は「こいつラッキーで成り上がったなぁ」と感じちゃうかも。

 

あとは、それぞれのキャラの掘り下げがちょっと中途半端。
若干説明不足な部分を「ショーに出れば何かが変わるかも!」というモチベーションだけで強引に説明しちゃった感がありますね。
例えばゴリラのジョニーなんかいいキャラしてるのに、親父の改心(手のひら返し?)が唐突すぎるような。

もーちょいコアとなるキャラは絞ってもいい気がしました。

 

まとめ

かっこいい音楽に彩られた動物たちの奮闘記SING。
王道ストーリーのド直球ムービーですので、あんまり何も考えずに元気になれますよ!