朝通った道で大事故が起きたショックで寝られない

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22日に起きた神戸市北区の新名神橋桁落下事故の話です。まず、亡くなられた方、お二人のご冥福をお祈りします。

普段のスタンスとは異なり、あんまりゆるくない内容です。特に教訓とかもないです。

通った道で死者が出るという非日常さ 

国道176号線の該当区間は朝昼晩、何十回も通ったことのある道です。このあたりの開発や工事の様子、お店が出たりつぶれたりなんかも何度も見ている道。昔はたい焼き屋とかセブンイレブンもあったんですよ、あの辺。馴染みのある道だけに、もしかしたら自分が通る時に崩落していたかも、と考えると身震いがします。「おお、もうこの橋が繋がるんだな」と橋桁を眺めながら朝クルマを走らせていたのでなおさらかもしれません。
日常の中に非日常的な悲惨なできごとが入り込んできた感じがとても恐ろしいのです。
 

リアルタイムで事態が明らかになっていく恐怖と情けない自分

事故が発生したのが16時半ごろでした。仕事の都合、私は報道より少しだけ早く事故の情報を得ていました。工事していたエリアで事故、通行止めが生じた、と聞いて「え、来た道で帰れないのか。面倒だな」それだけの考えだったと思います。
そこから報道によって状況が適宜伝えられていきます。
 少なくとも9人が負傷
 →10人が負傷、うち6人が重傷
 →ひとり死亡が確認
 →2人死亡が確認
 というように、段階的に情報が更新されていったのを、カーラジオで聞いていました。
繰り返し報じられるにつれ、尋常でない事態であることがわかってくる。

徐々に、面倒だな、と利己的な考えしか持っていなかった自分が恥ずかしい気持ちになりました。同時に懸命の救助や原因究明にあたっている方々に申し訳ない思いで胸がでいっぱいになりました。
消防・救急隊の方の尽力に対する敬意はもちろんありますし、建設に携わっていた方々も起こしたくて起きた事故では決してないと思います。とんでもないことになったので、とにかく必死だったに違いないと思います。
そんな中、現場の詳しい状況を知らなかったとはいえ、利己的な考えの自分。なんと情けない。
 
ただ朝同じ道を通っただけ、何の関わりもないことないかもしれませんが、それでもこの事故は私にとって大変ショックなものです。夜中にいろんな思いが頭を巡って、寝られなくなりました。