結局ローグワン見に行くべき?→4見てるなら大いにアリ!
見て来ましたローグワン。ナンバリングタイトルじゃない実写のスターウォーズ初作品です。(アニメはクローン・ウォーズがありましたよね)
結局見に行くべきなの?という視点で感想を書いて行きます。
ローグワン単体でカタルシスを得るには不十分かも
なんせ本作は壮大な「エピソード4の前フリ」作品です。エピソード3.9とか言われたりもしてますね。
デススターの設計図を入手後のエピソード4以降の展開がわかっててこそのローグワンなんです。なので特にエピソード4未体験の方はなんとも消化不良かも。
ローグワン劇中にたびたび出てくるA new hopeという単語も4のタイトルになってるぐらいですしねぇ。
正伝見てても追っつかないキャラ数の暴力&魅力
次に、正伝見てても困っちゃうポイントのがキャラの多さです。
飲み込みにやたら時間がかかります。私は前半60分ぐらいは誰が誰やらモードでした。
地味キャラ多めなのもそれに拍車をかけます。
そういうものとして覚えるのをやめた方がいいかもしれません。
後半のデススター設計図強奪作戦の頃にはメンツも固まって来ますし。
とはいえ十分に魅力的なキャラは出てきます。
チアルートは最近の米国映画でやってる中国人推しでメイキングされたキャラだと思いますが、座頭市ライクな盲目戦士は唯一戦闘シーンでヒーローっぽい感じ。ジェダイでないのでフォースこそ使えませんが、ケレン味たっぷりの活躍を見せてくれます。
K-2SOは特に私が気に入ったキャラで、空気を読まずにズケズケ物言うドロイド。
反乱軍サイドでガンガン戦闘参加する珍しいタイプのドロイドでもあります。
天空の城ラピュタのロボット兵に似てるって話も聞きますが、彼(彼女?)よりグッと人間味溢れるヤツです。
現代の戦場にX-ウイングが飛んでる新感覚戦闘シーンは必見
もちろんホメるポイントもありますよ!終盤の惑星スカリフでのビーチ戦闘シーンはSWファン的には必見です。
正伝の地上戦(ライトセーバー戦?)で置いてけぼりだった敵味方の「その他雑兵」がメインで戦います。
ジェダイは1人も出て来ないし、主人公のジンちゃん、ほとんど戦わないんですもの。強力なボスキャラもいないし・・・だがそこがいい。
雑兵がワラワラ現代的な銃撃戦をしてる中にSW的な兵器のX-ウイングやAT-ACT(AT-ATのマイナーチェンジ版)が織り混ざって展開する戦闘シーンは、これまでのSW作品にはないもので、SWファンが最も見たかったシーンのひとつでしょう。私はそうです。
これまでの映像ではやっぱりジェダイ・シスの無双っぷりばかり取り上げられがちで、両者がいない戦場がこれだけピックアップされたスターウォーズ作品は皆無でしょう。
ジェダイ・シスというツワモノ不在が逆に細かい遮蔽物に隠れて戦う両陣営の緊張感あふれる場面なんて演出につながってると思います。
結局おススメなの?
はいおススメです。ぜひ行きましょう。ただしエピソード4を見てから。
憎まれ口を叩くK-2SOを一緒に応援しましょう。そして一緒に泣きましょう。